淡海の近代土木遺産

オランダ堰堤

2009年4月10日調査
桐生、草津川上流。鎧型、ごぼう積み、厚ア−チ式。本堰堤明治22年施工。副堰堤明治24年施工


1.正面遠景 2.正面全景 3.正面石組

オランダ堰堤ははやはり規模、造りともに他の堰堤とは別格。 左岸側中段以下が左岸側に傾斜し、中段で1段調整して上段は全幅水平に布積みされている。なぜ、基礎で高さを調整し、水平に積み上げなかったのか。

4.右岸より 5.左岸より 6.右岸より漏水状況

長方形の石は階段状に積まれているが、左岸側の落水が多い部分は浸食により石の前面の上半分が斜めに削り取られている。築造よりの年月の長さが想像される。 大半が中段部より漏水している。

7.左岸より天端 8.天端より俯瞰 9.副堰堤正面
堤頂に上がると改めて幅の広さに驚かされ、わずかなア−チが心地よい。 天端上流側の床張り

10.副堰堤石組 11.副堰堤天端石組 12.副堰堤上流床張
副堰堤も本堤と同様、ごぼう積み。