淡海の近代土木遺産

4.本願谷堰堤群

2009年3月10日調査。
天神川の源流部左岸本願谷にある堰堤群。規模が大きい堰堤で大石が谷積みされている。主な堰堤は、明治25年施工の本願谷堰堤。


1号堰堤
2号堰堤
新しく、大正時代の施工か シャワー状の落水、ツボが美しく、シダの緑が鮮やか。 正面遠景。ツボが大きく深い。



3号堰堤(本願谷堰堤)
最上段に大石が3個配置され、ここから越流している。大石は乱積みで水流浸食が著しい。下部谷積みは比較的粗めであるが乱れはない。 越流部浸食がよくわかる。 規模が大きいことから願谷堰堤(M26)と推測。2段に分かれ、上段は谷積み、下段は野面乱積み。





上部からの落水がほとんどで漏水はない。 下段中央部は崩壊しているように見える。