淡海の近代土木遺産

2.清水山トンネル

2009年4月9日調査
馬蹄形断面、冠木門型ポ−タル。坑門(イギリス積み)、内部アーチ部レンガ積み(長手積み)、側壁切石積み(小口積み?)。盾状迫石(江戸切)、要石、壁柱、帯石、パラペット、笠石あり、扁額なし。ウイングは石積み(布積み)。
1898年(明治31年)竣工



1.彦根側坑門遠景 2.彦根側坑門全景 3.ア−チ部

壁柱が目立ち、ア−チリングと相まって豪華な作りであるが、ウイングが石積みであるのでやや地味な印象である。 要石には特に細工は見られず、架線の金具が取り付けられた後のボルトが残っている。

4.壁柱 5.内部

壁柱笠石も精緻に仕上げられている。 内部は苔は繁茂し漏水が多いことがわかる。