淡海の近代土木遺産

2.JR茨木駅北側(その2)

2010年4月6日調査
 1876年(明治9年)開通、1896年(明治29)複線化


1.門ノ前橋梁(IB6)
(とうかいー154)
2.門ノ前橋梁(IB6) 3.門ノ前橋梁(IB6)
トンネル馬蹄形断面、建設当時、何故これほどまでの高さが必要であったのか疑問。側壁上部はレンガ積、下部は石積。 ねじりまんぼ、下り側スプリングライン、鋸歯状迫受石。 鋸歯状迫受石、下り線京都側端部。迫受石の奥行が良く分かる。柔かい石を使用しているためか表面に細かな凹凸がある。

4.門3.門ノ前橋梁(IB6)ノ前橋梁(IB6) 5.門ノ前橋梁(IB6) 6.門ノ前橋梁(IB6)
下り線、茨木側。鋸歯状迫受石、側壁に比較して仕上げが平面的で材質も違うようだ。 上り線側坑門。複々線の増線は、この手前に上り線2線が橋梁で追加されている。翼癖にも笠石が載っている。 茨木側側壁。積石は大きく不揃い。

7.門ノ前橋梁(IB6) 8.門ノ前橋梁(IB6) 9.竹串避溢橋梁(IB7)
上り線側に相当な勾配で下がっている。継ぎ目は中央部付近にある。 上り線京都側迫受石終点。ねじれの角度が良く分かる。 京都側橋脚。京都側橋台、橋脚が石積で残っている。茨木側の橋台、橋脚はコンクリートで改変されている。きれいに積まれた石積の上に、コンクリートで支承部が嵩上げされている。

10.竹串避溢橋梁(IB7) 11.竹串避溢橋梁(IB7) 12.竹串避溢橋梁(IB7)
京都側橋台。複々線の増線は、北側に上り線2線が追加されている。 京都側橋台下り内線、石積の上にレンガ造りの支承部、パラペットが載っている。 都側橋台下り外線、一部支承部はコンクリートで改変されているが、石積、レンガ積頂部は笠石が施されている

13.竹串避溢橋梁(IB7) 14.竹串避溢橋梁(IB7) 15.名称不明暗渠(IB8)
都側橋台下り外線橋台、元茨木川橋梁と同様にアーチ模様が施されている。 下り外線プレートガーダ桁。達第540号(大正8年)以降。 上り線側坑門。下り2線レンガ積アーチ暗渠、上り側に複々線2線のボックスカルバートが追加されている。

16.名称不明暗渠(IB8) 17.名称不明暗渠(IB8) 18.名称不明暗渠(IB8)
上り線側より内部、排水路と道路が併設されている。 下り線側坑門、パラペット、翼壁がりっぱである。それぞれコンクリートで嵩上げされている。 下り線側坑門詳細。隅石がある。

19.名称不明暗渠(IB8)



下り線側より内部、、側壁は低いレンガ積と石積基礎。継ぎ目は下り線側に近いように見える。特殊モルタルで部分的に表面が補修されている。