淡海の近代土木遺産

特別−近江八幡 旧中川煉瓦製作所

 2003年6月8日(写真1〜4)、2009年3月15日(写真5〜20)、
 2010年4月14日(写真21)調査。
 全国に現存する4カ所のホフマン窯の内の1カ所。
 3回に亘って調査を行っている。事務所は、第1回調査では辛うじて屋根が崩れながらも残っていたが、第2回調査の時は正面3スパンの内、右の1スパンは崩壊し屋根も完全に落ちていた。ホフマン窯本体も徐々に傷んでくるのは必至である。貴重な近代化遺産であるので早急な対策が望まれる。ちなみに「滋賀県の近代化遺産」に掲載されている事務所にはまだしっかり屋根がある。
 余談であるが、この付近は、私が生まれ育ったところであり、操業時の様子も記憶にある。特に縄縫工場の前の空き地は遊び場であった。
1916年(大正5年)(明治末説もあり)〜1967年(昭和42年)


1.全景 2.ホフマン窯全景 3.事務所

側面

4.事務所 5.ホフマン窯全景 6.ホフマン窯煙突
正面、”中川煉瓦施策所”のプレ−トがある。 春、55m×14m 高さ33m

7、ホフマン煙突頂部 8、ホフマン搬入口 9.ホフマン内部
帯状の装飾がある。
上部の穴は粉炭投入穴。

10.ホフマン内部 11.事務所 12.事務所

正面、屋根は崩落。 正面、社名のプレ−トもない。

13.事務所 14.事務所 15.事務所
側面 背面 側面ア−チ窓、覆輪目目地。

16.機械場 17.機械場 18.機械場
正面 正面詳細 側面

19.縄縫工場 20.縄縫工場 21.ホフマン窯煙突
妻面デンティルの装飾がある。 手前の塀の屋根も煉瓦の斜め積み。